【要約】論理が伝わる世界基準の『書く技術』から学ぶ文章作成のポイント3つ

  • 2021年9月21日
  • 2023年3月12日
  • 書評
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文章を書く際に「いまいち自分の言いたいことが伝わっていない」と感じたり、上司から文章の分かりづらさを指摘されることがあると思います。

そんな方にオススメな本が、倉島保美さんの「論理が伝わる世界基準の『書く技術』」です。

今回は本書から私が学んだことの中から3つ紹介したいと思います。

わかりやすい文章を書く際に重要な点は以下の3つです。

重要ポイント① 文章がパラグラフで構成されていること。

パラグラフとは「1つのトピックについて説明された文のかたまり」のことです。パラグラフで構成されている文章は重要な点がどこにあるかがわかりやすく、読み飛ばすことができるので素早く読むことができます。

パラグラフとは文のかたまりのこと。適切な大きさのパラグラフで文章を構成すると見た目も良くなる。

重要ポイント② パラグラフの最初には要約文があること。

パラグラフの先頭には必ず要約文を置きます。このとき、要約文をつなげて読むだけで文章全体の意味が通るようにすることと、要約文が1文になるように注意します。

要約文を先頭に置くことで読者が理解しやすくなります。また、要約文が先頭にあることで自ずと「結論→根拠」の順に文が作られるので、読者は根拠の正当性を確認しながら読み進めることができます。

重要ポイント③ 読者のメンタルモデルを崩さないこと。

メンタルモデルとは読者が文章を読んで脳内に思い起こしているイメージのことです。メンタルモデルを崩さないようにするためには「概略→根拠」の順で述べることを意識します。

わかりにくい文章とは、読者のメンタルモデルの形成を邪魔している文章といえます。

感想

いかがでしたでしょうか。

個人的にはパラグラフという考え方自体知らなかったので衝撃的でした。パラグラフを使うことで読み手に親切な文章を作れることがわかりました。

上記の3つは本の中からかなり絞り込んだ情報です。わかりやすい文章を書くときのコツが深く学べる1冊ですので、レポートを書くのに苦労している大学生の方や、文書の作成に苦戦している社会人の方に読んでいただきたいです。

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