今回は言わずと知れた、与沢翼さんが2019年に書かれた著書「ブチ抜く力」の書評です。
少し前に書かれた本ですが、何かで突き抜けた結果を出すために必要なことが余すことなく書かれた本です。
本書はこんな人にオススメ!
- 目標はあるけどイマイチ成果が出せない…
- 時間がない!短期で結果を出したい!
- 秒速で1億円を稼ぐ男のマインドを学びたい!
こんな風に考える人には本書をオススメします。
本書は「秒速で1億円稼ぐ男」として一世を風靡した与沢翼さんが成功哲学について書いた本です。
この本を読むうちに、与沢さんが示す成功するための唯一のシンプルな方法を知ることができます。
与沢翼さんはどんな人?
与沢翼さんはどんな人でしょうか?
ざっくりした経歴は、以下の通りです。
1982年11月11日生まれ、埼玉県出身。実業家・投資家。
ブチ抜く力 与沢翼
高校中退後、偏差値30から猛勉強を開始し、大学入学資格検定(大検)を取得して8か月で早稲田大学社会科学部に入学。
22歳、大学在学中にアパレル通販会社を起業。
わずか3年半で月商1億5000万円の会社に成長させ、自身のブランドを渋谷109等の計7店に出店させるが、6年目に倒産。
2011年、たった1人、手持ち10万円の資金からネットビジネス界に参入し、わずか半年で7億円を稼ぎ出す。
2013年に山手線の電車広告をジャックし、「秒速1億円の男」として一躍注目を浴びる。
2014年に日本法人を解散。
同年、シンガポールの就労ビザを取得し、移住。
2016年にドバイへ移住し結婚、一子をもうける。
現在は投資家として、株式、FX、不動産、仮想通貨、保険、債券、信託、外貨等に分散投資。
世界各地に計40戸の高級不動産を所有し、純資産70億円を無借金で形成。
ドバイやタイ、シンガポール、フィリピン、マレーシアなどを行き来しながら暮らしている。
学生時代は偏差値30の状態からわずか8ヶ月で早稲田大学へ合格しており、大学在学中に起業した会社をわずか3年半で月商1億5000万円の規模に成長させています。
その後、紆余曲折あり現在はドバイで投資家をされています。
調べていて気づいたのですが、この与沢さん、努力の量がとんでもないです。
仮想通貨をゼロから勉強する際に一日19時間も勉強し、かと思えば2ヶ月で22kg体重を落とすと聞いたことがないダイエットを成功させています。
与沢さんは「短期間で圧倒的な成果を出すスペシャリスト」なのです。
そんな与沢さんの「成功するための考え方」を学べるのが本書「ブチ抜く力」です。
成功するための考え方」
本書の学び①「一つのことに魂を売る」
「どうしたら与沢さんのように成功できますか?」と聞かれた時、与沢さんはこう答えるそうです。
私が実践してきた事は、非常にシンプルです。それは、「とにかく一つの目標に全力を注ぎ込み、結果を出すまでやめない」という事。
ブチ抜く力 与沢翼
どうでしょう。シビれませんか?
成功法則というのはいつもシンプル。
与沢さんは一度決めたことは狂ったように努力されています。
大学受験を志した時には、携帯電話を解約し、8ヶ月の受験生活で一度も友人と遊ばず、恋人も切ってただひたすらストイックに勉強に取り組んだそうです。
そうして一つのことに集中することで短期間で上達し、突き抜けた存在になることができるのだそうです。
与沢さんはこの徹底したストイックなやり方を飛行機の離陸に例えます。
飛行機の運転で最も難しいのは、離陸時と着陸時。
一度機体が宙に浮けば、あとは安定した飛行が可能になります。
タイトルにある「ブチ抜く」とは飛行機のように離陸して、遥か上空まで突き抜けた存在になることを意味します。
本書はこの後も与沢さんのストイックっぷりが堪能できます。
本書の学び② 物事の本質「センターピン」を見極める
本書には「センターピン」という単語が頻出します。
センターピンとはボウリングでセンターに立っている最も影響が大きいピンのこと。
センターピンさえ倒せば後のピンも巻き込んで倒すことができます。
与沢さん曰く、何をするにしてもセンターピンの見極めが肝心なのだそうです。
そして、センターピンの特定のために「3週間の情報収集・分析・検証」を推奨します。
この3週間のプロセスは次のように進みます。
1週間目:「全体像を把握する」
1周目はその業界の人なら誰でも知っているような情報を網羅し、取り組むテーマの登場人物を把握します。
登場人物を知ることで、次のステップの「推論」につなげていきます。
2週間目:「推論を立てる」
2週間目は集めた情報をもとに、推論を立てます。
「この会社が強くなるにはどんなことが必要か?」といったことを自分なりに予測するフェーズです。
この推論が後の戦略策定の基盤になるため、非常に重要な部分です。
3週間目:「センターピンを設定する」
これまでの2週間で培った知識をもとに、設定すべきセンターピンを検討します。
この時、自分が決めた方針を「〇〇は△△になる。なぜなら…」というように論理的に説明できるようにすることが重要です。
そして、自分の立てた仮説に間違いがないかひたすら自問自答します。
3週間という期間は、物事をやり切るのに長すぎず短すぎないちょうど良い期間です。
この3種間の工程をいろんなテーマで繰り返していくことで、センターピンの設定が上手くなっていきます。
最後に
与沢さんは自分がワクワクできる仕事を見つけて、それに全力投球しブチ抜けろ!と本書を通じてエールを送ってくれています。
この記事では伝え切れないほどの熱いメッセージと、アクションプランが示された一冊です。
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